早いもので、季節はもう秋。
あっちこっち回ってみるつもりでいたのに、案外それほどでもないままに終わりそう。
とはいえ、今年見た野生のキツネの数は、生まれてから去年までに見た数を圧倒的に凌駕する。
いままで引きこもってただけかもしれないけれど、北海道ってこんなに田舎だっけ? 子供のころ、なんで一度も見なかったんだ? という気持ち。
さて紅葉真っ盛りのシーズン。となると、山奥気味のほうがよさげな感じ。
そんなわけで名所のひとつともいわれるニセコ方面の山奥、神仙沼へ。
5月の終わりごろに行ったときは、まだ、こんなのだったけど。
レストハウスに向かう途中の山並みもかなりの紅葉まっただなか。
この日、寝坊と寝起きのグダグダを続けてしまい、着いたのが16:00ごろ。
もうやばいじゃん。暗くなっちゃうじゃん。こんな時間まで人いないじゃん。
人少なかったら、熊とかもヤバそうじゃん。
キツネ、タヌキ(イタチかも)、ヘビ、シカと遭遇してきたから、そろそろクマじゃん。クマかもしれないじゃん。
急げ急げと寄り道せずに焦りながら着いてみたら、レストハウの駐車場は車でごった返し。
ごめんなさい。名所だってこと、ちょっと忘れてました。
車から降りてみたらみたで、寒い。そういえば外気温7度くらいだったような…
ちょい厚着気味で来たけど、それで正解。
いざ、神仙沼へ!と遊歩道を歩くと、戻ってくる人の列がどんどん続いてくる。
大げさではあるけれど、途絶えたと思ったら次のグループがやってくる。
遊歩道の木道は狭めでもあり、両脇からは木々の小枝も迫っているので、なかなかすれ違える通り道ではなさそう。
途中からはすれ違う人の数が減ったから、団体のバスのお客さんだったのかも。
空が夕焼け気味に変わりつつある中、10分ほど鬱蒼と繁った木々に挟まれた坂道と階段を下っていくと、広く開けた場所で到着。世界が変わる。
ここかー、ここが神仙沼かー。
と思ったらただの前座。正解はもうちょこっと奥へ(3分ぐらい平らな木道を歩く)。
光の加減がもう夕暮れ時の茜色。すでにきれいなんですけど。
もうちょっと奥へと進むと
でんっと。
ここが正解の神仙沼。
看板もあったから間違いない。
風もなく水面が静まり返っていたためか、思いのほかきれい。
今年1年生い茂っていた木の葉が枯れ落ち、来年の春を迎えるための冬篭りの前のひと時。
日が沈む直前の夕焼け色。
ぼーっと見てると、あっという間に太陽が山すそに隠れていまい。
湿原風な黄金色の草草に囲まれた遊歩道を散策しながら、また木々の中へ。
もう、十分に暗い。
人もたぶん私を含めて7~8人くらい。ちょっと前まではいっぱいいたのに。
レストハウス到着時は、かなり夜の気配。
レストハウス横、木々の間から岩内方面の夕暮れ空。
さあ、帰ろ。
【場所】
【サイトとか】
【神仙沼】
【訪問日:2018.10.13】